台湾で活仏シンガーSinga(シンガ・リンポチェ)がデビュー!



音楽でブッダの教えを広める活仏(転生ラマ)Singaが台湾で鮮烈デビュー。こりゃ仏教版のMatisyahuか?とビデオなどをチェックすると顔はMatisyahuに完勝じゃん。「幸's Blog」さんの記事に載っているプロフィールによれば、

 青海噶紮西寺の生まれ変わりの活仏。1977年1月、青海囊謙県の家庭に生まれる。生まれる時、雪の舞う空に突然虹が現れる特異現象が発生した。これは彼の伝奇に満ちた一生を運命づけた。

 十六歳になってやっと「生まれ変わりの霊童」と認められ、このために一般の活仏よりも俗世の人間の心を深く理解している。この後、ネパール、インドで仏法を修行し、六年間の修行生活を経て、ついに純粋な仏法に対する造詣を達成する。

 彼は仏法を広めるという理念は、必ず社会に深く溶け込み、民衆と一緒にならなければならないと気がついた。そこで世界各地を回って、積極的に世俗生活に溶け込み、いろいろな業種の人と広く交流した。また基金会を作り、「善縁診療所」を開き、すべての助けが必要な人を救っている。

 若い彼は、ハンサムな外見、親しみやすい態度、高尚な品と、人生の知恵で、一般人の活仏に対する伝統的な印象をひっくり返し、非常にすばやく各地の民衆の尊敬と支持を集めるようになった。

彼の本「我就是這樣的活佛」の作者紹介より

とのこと。「チベット式」長田幸康さんの記事で詳しいところを補足すると、

せっかくだからチベット風に言うと、シンガ・リンポチェはカム地方ナンチェン(青海省囊謙県)に生まれたディクン・カギュ派の転生ラマ。寺はカ・タシ・ゴンパ(噶扎西寺)。昔の『甘青藏傳佛教寺院』には3行しか記述がないので、90年代以降国外に信者を得て急成長(というか復活)したあのへんの一連のゴンパのひとつなのだろう。ディクン派宗主チェツァン・リンポチェによって転生者に認定されたのは、16歳と比較的遅い。玉樹州民族師範学校出身。インドやネパールでも修行していたそうだ。

だと。肝心の音の方だが、曲調はメロウなチャイニーズポップ。音作りは洗練されていて、マントラがラップのように使われるとゆー趣向も自然で素晴らしい。僧侶としての人格力というか慈しみと清涼感に満ちている。かなり気に入ったわ。公式HPはこちら。背景音楽は四無量心ラップだす。盛噶仁波切的官方VlogでもPVいろいろ観られる。これはめちゃくちゃファンが増えそう。日本でもダライ・ラマ法王より人気出るんじゃなかろうか?要注目です。

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