Matisyahu
はやりに疎くて全然知らなかったけど、去年ブレイクしたMatisyahu(マスティヤフ)とゆーアーティスト。アメリカ人正統派ユダヤ教徒で、レゲエDJ(ラッパー)やとゆー面白い立ち位置。両親はヒッピー系でグレイトフルデッドのファンだったとゆーからカウンターカルチャーの申し子だけど、イスラエルで改宗したそうだ。レゲエ版のエミネムとか例えられてる。youtubeで聞いた楽曲はどれもすばらしい。基調にあるのは現世への憂いと、ピースで内面的なシオニズムとゆー感じか。インテリから疎外感のなかにいる若者まで、ひろく受け入れられそう(実際受け入れられている)。
- Matisyahu Jerusalem
- Matisyahu's "Youth"
- Matisyahu - King without a crown
- Matisyahu - Rastaman Chant - Live in Paris
- Matisyahu - Lord Raise Me Up - Live in Paris
日本語の公式サイト(レコード会社の)もある。ビデオメッセージや湯浅学氏の解説が読める。ルーツレゲエの背景にあるラスタファリズムはキリスト教の異端とゆーよりはユダヤ教と親和性が高い(ジルベルト・ジルも「ボブ・マーリーはユダヤ人になって死んだ」とか歌ってたような)。差別される側の選民主義と裏腹の忍の一字の平和主義みたいな心性は、サッチャーイズムの圧迫でひき肉のように踏み潰されたカリブ移民たちによって担われた、ブリティッシュレゲエの一部には確かに漂っていた気がする。それにしても、いい曲多いな。仏教徒になればいいのに(笑)。
おまけ。クレズマー&レゲエ。
〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜