アジ活 オンブックで書籍化

『大アジア思想活劇』佐藤哲朗
ISBN4-902950-35-9 C0014
価 格:(未定)円(税抜)
仕 様:四六版、460ページ
発売日:2006年6月下旬
発 行:オンブック

明治二十一年、無名の“講釈師” 野口復堂が遥かインドへと旅立っていった。日本仏教の命運を賭けた特別使節として…。近代日本史にいて、仏教の役割はほとんど顧みられてこなかった。しかし、野口復堂のインド珍道中を読み進めるうち、筆者は植民地支配にあえぐインド・南アジアで「仏教復興運動」に賭けた人々と日本人との意外なかかわりに直面したのだ。京都に生まれた講釈師の野口復堂、アメリカ人神秘主義者のオルコット大佐、スリランカ民族主義者&仏教徒のダルマパーラ。まったく噛み合いそうもない取りあわせの人物が、いくつかの旅を通じて巡りあい、激動のアジア近代史に大きな足跡を残した。近代という時代においてなお、「仏教」は日本人が広大な世界へと開いてゆく「窓」であり続けていた。仏教復興・ナショナリズム・そしてインド独立運動。仏教を掲げて大アジアを疾走した人々の歩みを通じて、アジア精神史の空白に迫る歴史ノンフィクション。

■著者プロフィール
昭和四十七(一九七二)年東京生まれ。東洋大学第二部文学部印度哲学科卒。会社員・フリーライター・シンクタンク研究員等を経て、平成十五(二〇〇三)年から「日本テーラワーダ仏教協会」事務局長に就任。インターネットなどのメディアを通じ、ブッダの教えの原点を伝える初期仏教の普及伝道につとめる。また、同協会の編集者としてアルボムッレ・スマナサーラ長老の著書制作を担当する。レビュー投稿サイト「review-japan」スタッフ。単著に書評集『ひじる?』(RJDP)共著に『仏教人物の事典』(学研)などがある。

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〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜