『別冊宝島』は宗教オンチで恥をかきすて

『宗教がわかると世界が見えてくる―キリスト教・イスラム教・仏教のライフスタイル&マナー』別冊宝島

ちょっと考えられないほどひどい本です。本書では日本人になじみ薄いキリスト教・イスラム教・上座部仏教テーラワーダ仏教)について豆知識的な記事を羅列しています。しかし、そのうち上座部仏教の地域として上げられているのはタイやミャンマーだけで、上座部仏教の本家本元であるスリランカのことは一切触れていません。つい最近、スマトラ沖地震の津波で世界的に注目を集めた国なのに…。頁をめくると、なんと南アジアの宗教地図では、スリランカが真っ白…空白になっているではありませんか!つまり本書の著者(ライター)も編集者も、小学生でも知っているような地理の基礎的知識すら知らないで、「宗教オンチは恥をかく!」とのたまわっているのです。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜