パーリ経典「全一冊」シリーズ?

The Long Discourses of the Buddha: A Translation of the Digha Nikaya (Teachings of the Buddha)

The Long Discourses of the Buddha: A Translation of the Digha Nikaya (Teachings of the Buddha)

スリランカからの帰路、コロンボ国際空港(バンダラナイケ国際空港)内のBuddhist Centerで購入。長部経典の英訳本で、648 pに長部経典を全編収録している。こーゆーのの日本語版を作りたいですね、ぜひ。今日、帰国されたばかりのスマナサーラ長老にお見せしたら、「これよりはBikkhu Bodhiさんの訳のほうがしっかりしてますよ」とケチを付けられました。うぇーん、まだ読んでないのに…。

The Middle Length Discourses of the Buddha: A Translation of the Majjhima Nikaya (Teachings of the Buddha)

The Middle Length Discourses of the Buddha: A Translation of the Majjhima Nikaya (Teachings of the Buddha)

こちらもコロンボ国際空港内のBuddhist Centerで購入。中部経典全巻の英訳を一冊の本にまとめています(1424p)。これが大蔵出版の片山一良先生訳だと六分冊、春秋社版の玉石混合訳でも4分冊になっちゃうんだからねぇ…。編者の侠気まで感じてしまいます。訳文の調子もそのままパーリ語の節回しで唱えられそうな雰囲気で、とってもいい感じ。ちょいと値が張るが、買っておいて損はないと思います。あー日本語でもこんなの作りたいなぁ…。スマナサーラ長老もオススメのBikkhu Bodhiさんが翻訳に関わっています。

The Connected Discourses of the Buddha: A Trnaslation of the Samyutta Nikaya (Teachings of the Buddha)

The Connected Discourses of the Buddha: A Trnaslation of the Samyutta Nikaya (Teachings of the Buddha)

こちらは相応部経典の英訳全一冊。つられてAmazon.co.jp で買ってしまいました。なんと2072 pという大作。翻訳はBikkhu Bodhiさん。現代の三蔵法師のような人ですね。どんな本が届くのか楽しみです。オススメするか否かは現物を読んでみてから…。

しつっこいけど、こういう経典邦訳の「全一冊」シリーズ、ぜひ日本でも出してみたいものです。一冊は無理でも、長部から小部まで、パーリ経蔵がすべて小さな本棚一段に収まるくらいのコンパクトなものね。そのために叡智を結集して、読みやすくてしかも廃れないような訳文を工夫しないと。道遙かだけど、みんなが思わず欲しくなるような大蔵経を刊行する、ということを発願しました。なんだか、楽しくなってきたな。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜