民主党マニフェスト

8月16日(火)に発表された民主党マニフェストでは、「イラクに派遣した自衛隊は12月までに撤退させる」としている。政権交代によって自衛隊がイラクから帰ってこれるなら、それだけでも民主党は支持に値すると思いましたが、どうでしょうか。でもマスコミでは郵政とか刺客とかどうでもいい話題に夢中で、誰一人、一言もこの重要項目に触れない(昨日のNEWS23筑紫哲也も黙殺してた。産経新聞の社説でも批判してない…)のはどういう見識なんでしょうか。イラク情勢がますます混迷を極めるなかで、自衛隊員の命などどうなってもいいと思っているのか。誰か死んでから騒げばいいと思っているのか。日本国民、いくらなんでも不人情すぎやしないか?

(8)イラクから自衛隊を12 月までに撤退させ、日本にふさわしいイラク復興支援に取り組みます。
イラク全土に、「イラク人道復興支援活動等に関する特別措置法」の定める「非戦闘地域」は存在していません。また、イラク国民を含め戦闘やテロによる死傷者は増大し、サマワ周辺の状況も最近とくに悪化しています。
自衛隊の派遣期限が切れる今年12 月までに、イラクから自衛隊をすみやかに撤退させます。一方、サマワの深刻な失業問題への対応など、イラク復興に向けた新たな支援についてはODAなどを活用して積極的に行っていきます。
同時に、テロの根源とされるイスラエル・パレスチナ紛争の解決への取り組みをはじめとし、中東全体の安定に資する国際協調体制の構築をめざして、日本としてふさわしい貢献を行います。

民主党政権公約(マニフェスト)

ただ、この項目については民主党HPのニュース記事でも触れられていない(PDFファイルのみ)し、菅直人の「活動日誌」でも言及なし。結局選挙が終わったらウヤムヤにされてしまうのかな、という心配もある。