行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。 からはじまる鴨長明『方丈記』はひろく知られている日本語の古典文学の随一だろう。こ…
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